私の幸せは、状況に依存しなくてもいい
タイトルがさ、バブルのころのJ-popみたいやわ。長いよね。
愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない 的なね。
あの娘僕がロングシュート決めたらどんな顔するだろう 的なね。
別れましょう私から 消えましょうあなたから 的なね。
さておき。
実は久しぶりに映画のはしごしたんですわ!いつぶりなんやろか?!
朝一に思いついて、夫に相談して 快諾してもらって、もぅうれしすぎてバス停まで走っても息切れしなかったですよ。
そして、めっちゃ笑顔で走ったから、バス停着いたときには上唇が歯茎にくっついて下りてこなかったなぁ。
1本目は、くっそ気持ち悪い映画でね。
心のイヤーなとこぐちゃぐちゃに触られるような気持ち悪さ。それはそれで思うことあったからまた書くとして。
2本目がものすごくいい映画でした。
「はじまりはヒップホップ」
(邦題ちょっとダサいよね。それだけが気がかりやったけどね)
※個人的感想(ネタバレっていうのかしら)入るので、これから映画観たい人は以下読むの控えてね。
ニュージーランドの離島に住む平均83歳のおじいちゃんおばあちゃんがヒップホップの世界大会でラスベガスに行く話。ドキュメンタリーなんです。
あたし、映画のあらすじや批評を書く気なんてさらさらないんだ!
興味があったら観てくれよ my men!(産まれてはじめてヒップホップ用語使ってみました)
この映画の中で、とある90代のおばあちゃんが言ってました。
「数年前に夫を亡くして悲しみに暮れていたときにね、これからどう生きたいのか自分に問うたの。誰も会いに来てくれないって家で拗ねて泣いて暮らす人生はまっぴらごめん、だから自分から外に出て人と関わることにした。特に若い人たちと交流を持ちたかった。」って。
その生きざまがもぅね、私の胸をガンガン打ちました。
いつでも、いつからでも、どんな時でも、自分がどんな風に生きたいのか問うて、そう生きていくことはできるんだよな、それってすごくすごくかっこいい生き方やなって。
私ねこの夏に、腑に落ちた感覚があって。
オセロの角を取ったよう、そこからいろんな気付きがパタパタとやって来てます。毎日自分と過ごすことがすごく興味深いです♡
オセロの角を取ったきっかけはやっぱりこの出来事でした。↓
ピノ子の肌荒れ。もう、最初私の心は揺れに揺れたけれど。
「そっか」とピノ子の症状を受け容れた時にね、私の心には平穏が訪れ、幸せを感じられたんですよ。
だけど、私の心が変わってもピノ子の肌荒れは全く何も変わらなかった。
そして、それこそが私に大きな気付きを生みました。
ピノ子の肌が荒れてても私が幸せで居ることはできるんやん!ってね。私は私の幸せを、状況に依存しなくていいんだってことが分かったんですよね。
未だにピノ子の肌は荒れてて、気にはなるし痒そうなピノ子見てたら胸がキューっとなるけど。でも、だから私が不幸って訳じゃない。
優しい夫が居て、可愛い子供が居て、衣食住の心配は特になく、ピノ子の肌がツルツル。「だから幸せ」じゃない。
これは、事の大小じゃなくてね。
幸せって何かじゃなくて、在り方なんや。そして、自分が幸せで在ることに理由は要らないんやなぁ。どんな時でも、感情がどれだけ揺れていても、幸せな自分で在ることを選ぶことができる。
って事がねぇ、頭では分かってたけど、その片鱗を体験できて、あーこういうことか!と思ったわけで。これは私にとってはとても大きい出来事でした。
で、映画の話に戻ります。
平均83歳のヒップホップダンスユニットのみなさま。
もちろんそれだけ長く生きてはるから、それぞれに老い、病気、家族、金銭の事情を抱えてるんやけどね。言うならば、生老病死に関わるわけで。
だけどみんなとても笑顔。幸せやのよね。
すごい情熱でヒップホップに取り組んでてね、心底感動する。
私さ、何かかけがえのない好きなことを持っててそれに取り組んでる人にずっと憧れてました。情熱大陸に出てくるような人ね。「何か」を持ってるっていいなぁ〜って。
でも映画観て思ったんよね。
あ、この人ら別にヒップホップが好きなわけじゃない。それはたまたまヒップホップやっただけでね。
言うならば、「挑戦する生き方」が好きなんやなぁって。他にも「交流する生き方」、「分かち合う生き方」、「あきらめない生き方」etc...
やっぱりwhatやなくてhowなのよね。
自分の求める生き方は、いくつになっても、どんな悲しく辛い状況でも、選ぶことができるんやなぁ。それこそが『自由である』ということなんやろ。
そいやおばあちゃん達みんなとーってもオシャレで明るくてチャーミングやったなぁ♡夫を愛してて、愛されてて、仲間で助け合って、若い人に頼って。
んでさ、ジョークが効いてる。ユーモアが素晴らしいの。
確かフランクルも「夜と霧」でそんなこと書いてたな。(でも、苦しいから改めては読まないけど)
なんせね、この映画の中には、私の目指す「肝っ玉オカン」がいーっぱい居てました。
改めて思いました。
どんな状況が起こった時にも、いろんな感情が湧いて揺れに揺れても、最後には「私の肝っ玉オカンを選ぶ」生き方をしていたい。
もっともっと幸せで、もっともっと自由で在るぞー!うぉー!
肝っ玉オカン道は続く。