肝っ玉オカン考 その1
とある事由で印鑑証明をもらう必要があり、区役所行きましてね。
前から役所仕事が嫌いすぎるんですよ。やから、できるだけ避けたい訳なんですが、しゃあなく行きました。そんな気持ちですからね、案の定不備があり、結局、一度家に帰ってまた出直さないといけない事になりました。
おいおいおいおい!あんだけ並んでやり直しって!こちとら10キロ超の赤子抱いて待ってるんだよー!帰ってきてもまた1から紙を書き直し、そして並び直して!ほんま殺生やわ〜。その辺何とかしてくれよ。
だいたいよぉ〜、印鑑証明ってなんだよ!印鑑を証明するってなんだよー!私の信頼と印鑑の信頼は別の話だろよ。自治体とか国が証明したら信頼できるっておい、この人ら私のこと何も知らんがな!いっそ友達のサインの方が有効だろうよ。ってかそもそも、日本の印鑑文化がもはや何とかならんのかよ?だから大っ嫌いなんだよぉ〜!!人が決めた意味わからんルールに従うことも、日本の印鑑文化も何もかも嫌いだよー!
頭のなかでクソほど悪態つきながら帰る道すがら、頭のBGMは尾崎豊「15の夜」。
体制に反抗的な気持ちの時は尾崎なんやな、私の頭の中のオーディオよ。なかなかのステレオタイプやで。
さておき、道中の川沿いでお爺さんがハーモニカの練習をされてました。多分、大きなのっぽの古時計やと思う。
自転車やからゆっくり聴くことはでけんかってんけど、そのお爺さんのハーモニカ聴いたら、ぜーんぶどうでも良くなって、
「ま、えっか」
と思った。
ほな、大好きな川沿いの風が気持ちええなぁとか、抱っこ紐のなかで寝てるコボちゃんのいい匂いがしたり、あんなに「えー、、、」って嫌な顔する市民の対応せなあかん区役所の職員さんも大変やなぁとか、大好きな川沿いの風が気持ちええなぁとか思ってね。
そしたらBGMが宇多田の「花束を君に」に変わりました。頭のオーディオ分かりやすいぜ。
あとそもそも印鑑証明の目的も調べてみたらさ、それを最初に押さえてたら出直さないといけない事態にはならんかったなぁって感じでしてね。
ま、結局のところ、
・人が決めたルールに従わないといけない(そして、それは大概が理不尽だ)
・言われたからやらないといけない
この辺りに縛られてましたね〜。
「いけない」が、自分の自由を奪うのよね。そしたらクリエイティブな考えも柔軟な行動も出来なくなる。
そういう時、必ず違和感あるもんねー。
この辺をさぁ、動く前にキャッチできるようになりたいなー。私の課題。
あ!ほんで本題や。
肝っ玉オカン考ですが、この、
「ま、いっか」
こそが、肝っ玉オカンには必要やなと思いました。
今までは、とても無責任で思考停止な言葉。目の前の問題から逃げ出したらあかんのや!と思って避けてた姿勢やねんけどさ。
普段夫が「ま、いいんじゃない?」と言うと(夫は結構「ま、いっか」が言える人)、うおー!問題から逃げるんじゃねー!と、胸ぐら掴む勢いで食ってかかってましたわ。ごめんね。
実は「ま、いっか」ってスゴイ。
自分を囚われから解放してくれて、そんな自分を俯瞰して見られる。そしたら、意外なアイデアが浮かんできたりする。
決して問題から逃避するわけではなく、一旦離れる。つまりは問題を小さくしてしまえるわけですね。
そしたら、自分を被害者にする事もなく、誰かを加害者にする事もなく、目の前の問題の本質が見えてくる。そして、その問題は意外と小さいと気がつく。
「ま、いっか」に悪いことなしやな!
つまりは!EAST END X YURIはスゴイなぁって話です。(違うか)
MAICCA まいっか EAST END × YURI 高音質
「ま、いっか」が言える、肝っ玉オカンになるぞー!
肝っ玉オカン道は続く。