肝っ玉オカン道

私が私の肝っ玉オカンになって私を育てていく記録

繊細さに愛を込めて

こんちはー。

 

今さらですけど、ついこないだまでうちのピノコが「アナと雪の女王」にハマってよく観てました。しかもエルサ(雪の女王)が好きらしい。

いつもは流し観だったんですが、こないだついにガッツリ観たらですね、エルサに吐き気すら感じました。

 

むやみに怖がって被害者丸出しで閉じこもってんじゃねーよー!

「ここでは独りだけど、自由に生きられるの」て。最も身近で大事なアナ(妹)の呼びかけにも頑なで、その態度が人を傷つけるんだよー!

でも、てめぇの魔法は人や自分を傷つけるためだけのものじゃない、人に喜びを与える為にも使えるんだよ!

 

 ※ちなみに、エルサ(雪の女王)は、雪を生み出す魔法の力を生まれ持ちました。その力を使って、部屋をアイスリンクにして妹のアナと遊んでいるとき、うっかりコントロールを失い、アナの頭を雪で傷つけてしまいます。

この出来事を期に、アナや人を避け、部屋に閉じこもるようになりますが、魔法の力はどんどん増し自分でコントロールできなくなってました。

その後、とある出来事で感情的になったエルサは、お城の街を雪と氷に包むまでの力となり、自分は山奥に引きこもります。

 

なんで吐き気がしたのか。

それはエルサに、ある種の私を見たのかも知れないなと。

 

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うちのピノ子5歳。もう自意識が芽生えていて、「人にどう見られるか」が気になって動けない時とかもよくある様子です。

とても傷つきやすくて繊細で怖がりちゃん。

だけど、人を傷つけることはしないし、明るくて、人の気持ちの分かるとても優しい女の子なんですよ。

 

先日、お友達の家にピノ子が自分のお小遣いでお菓子を買って持って行きました。

きっと、お菓子を自分の手で開けて、自分の手でみんなに分けることをイメージしながら買ってたんやと思います。

だけどお友達はそんなこと知らないしね。

ピノ子が持って行ったそのお菓子は、お友達が開けてお友達がみんなに分けて、残ったお菓子を自分の引き出しに入れちゃいました。

 

お暇する時に、ピノ子がヒソヒソとその話を私にして、それを聞いていたお友達のお母さんがお子さんに話をしてくれて、残ったお菓子を受け取って帰りました。

 

ま、それで一件落着やったんですが、翌日になってピノ子がまたその時の話を私にしてきたんですよね。

 

そっか、そっか、と話を聞いて、

で、どう思ったん?どうしたかったん?

 

とか一通り話した後、

「ピノ子、返して欲しかったんやったら、返して欲しいって言うたらええんやで」

 と言った私にピノ子が、

 

「言ったもん!言ったもん!だけどね。。。」と目に涙を溜めてこっちをジーっと見ました。

 

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言いたい事あるなら、言えばいい。

したい事あるなら、すれば、言えばいい。

子供やねんから、無邪気に素直に表現すればいいのに。って思ってる私。

 

でも、涙を堪えてジーっとこっちを見るピノ子に、ハッとしました。

 

これって、私がいつも私を責める時に言ってる言葉やなぁ。

相手や自分を傷つけたくないとかいろいろで、その場で思った事をつい飲んでしまう自分を、「また弱虫やった」「意気地なしやった」と責めている、私。

ずっとずっとあるなぁ。

 

 

それでピノ子に言いました。

「返してって言ったけど伝わらなくて悲しかったんやなぁ。でもさ、言えなくても言えても、ママはそんなピノちゃんが好きやで」

 

 

言えなくても、別にいいやん。

言わなくて、いいやん。

そんな私でもいいやん。

そんな私でも丸ごと好きで居ていいやん。

 

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このブログを始めて、「肝っ玉オカン」というのは何なん?とよく考えるようになりました。

 

大らかで、いつも笑ってて、何かあっても「まぁええか」、「そっか」と言えて。

肝っ玉オカン考 その1 - 肝っ玉オカン道

そっかの魔法 - 肝っ玉オカン道

 

それがまさにそうなんやけどね。

私が目指してる肝っ玉って、私のこの繊細さを大らかに受け容れられることなんやないかな。

 

 

人の目が気になって、細かいことに目が止まって、1つ1つ理解しないと進まなくて、怖がりで、自意識過剰で。

 

そんな自分がバレないように、明るくてふわふわ〜とした着ぐるみかぶって、心を読まれないように周りに気を配って、相手の反応を1つ1つ気にして生きてきたよ。

おかげでとても我慢強くなり、何に我慢してるのか分からへん程に自分を抑えて生きてきてしまった。

 

ずっと自分の繊細さを否定してきたし、繊細で、生きにくいことたくさんあった。
やから、大らかで在りたい在りたいって思ってたけど、繊細さを大らかの上塗りがしたいんやない。

 

でさ、私の繊細さってホンマに隠す必要があるのかな?

 

エルサやないけど、

それは他人を傷つけ自分が傷つくだけの能力やないはずやん?私の繊細さは、私の才能でもあるはずやん?

 

もしかしたら、明るくてふわふわの着ぐるみの中に引きこもらなくても、私は私の繊細さを活かして人を喜ばせ、自分を活かし生きる事もできるんやないかな。

 

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繊細なピノ子。

臆病者とも言えるし、怖がりとも言えるし、根性なしとも言えるけど。

でも、とっても優しい頑張り屋さんなんやって。

そう思えたとき、幼い頃の私が癒えた気がしました。

 

 

だから私はね、

私の繊細さを、「それでええやん」って認められて、「そのまま表現しても良いよ」って見守れる、

そんな私の肝っ玉オカンで在りたいなと思ってます。(怖いけど)

 

 

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いつも私を見せてくれる2人。

 

  

肝っ玉オカン道は続く。