肝っ玉オカン道

私が私の肝っ玉オカンになって私を育てていく記録

静かに感動した日

こんにちは。

 運動会でした。

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かねてより喫茶エンゼルさん(喫茶エンゼル - 喫茶・無添加のお弁当・ワークショップ≪別府

の美しいオードブルに見とれてて。マネして甘くないブラマンジェ入れました。(しかし子供ら食べへんかった。美味しかったんやけどなぁ)

 

そして、この量やと足らへんかったー。

余ってしゃあないなぁ、くらいの山盛りのお弁当の方が好き。

やから、来年はもっと詰めるぞ!(来年はもっとたくさんの人に食べてもらいたい!)

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いやぁ、ピノ子ちゃん。

かけっこ、最後まで走り抜けましたよ。

(脳内BGMが、確実に「負けないで」やったよねぇ)

 

この1ヶ月、運動会のかけっこが嫌で嫌で仕方なくて、登園すら嫌になって、憂鬱な日々でした。

 

「ちゃんとできないから嫌なの」というピノ子に、「1番になれなくても、速く走れなくても良いんやで」と慰めても上滑りする感じがあって。

かけっこの練習に付き合ったり、とにかく今日も1日よく頑張ったねと抱きしめたりするぐらいしかできなくてね。

 

苦悩するピノ子を見ながら、運動会に出ない選択もある。かけっこだけ出ない選択もある。

やけど、走り切った達成感を経験して欲しいとも思う。それを奪ってしまいたくないと思う。

 

運動会の意義を何か伝えてあげられたらいいけど、正直私も運動会の意義なんて分からん。

というか、無くて全然いいと思ってるし、実は。

 

だから、私も苦しかったんですよね。

ピノ子にどう伝えてあげたらいいのか。どう向き合えばいいのか。

 

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だけどある日、先生に手を引かれ、「行けない〜」と泣きながらそれでも歩を進めるピノ子を見て、静かに、そして強く感動をしました。

 

去年は肌を荒らしたり毎晩おねしょをしたりでしか表現出来なかったピノ子が、

今年はちゃんと自分の口で「行けない」と言えて、理解して応援してくれる先生やお友達が周りにいる。

そして「行けない」と言いながらも行くピノ子。

 

なんて強くて豊かな子なんだろう。

生きる力はもう既に充分すぎる位持ってるんやなぁ。

 

そう気がついて、

どういう経験でもピノ子にとっては最高の経験だと、

やっぱり私には見守る事しか出来ないんやと心しました。

 

苦手なかけっこに出ないことは達成感を奪ってしまうんじゃないか?なんて、親のエゴやったわ。

出ても出なくても、最後まで走れても、走れなくても、何にしてもピノ子の瑞々しい経験。

 

だから、私はあなたがどんな顔してても大好きとしか言えないし、それだけは言いたい。

 

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結果。

最初いい感じで走ってたんですが、スタートやり直しになって。周りの子達はすぐ戻ったけど、娘はそれに気がつかない位まっすぐ前だけ見て走ってた。すごい集中力でした。

半ばまで走って、呼びに行った先生にやっと気がついて戻った頃には、集中も切れてて。

 

次にスタートしたら周りの子達がどんどん先に行って、最後は泣きベソかきながらゴールして。

それでもとにかく最後まで走った娘。先生がゴールで抱きしめて頑張ったねーって言ってくれて。

 

私には泣くしか出来なかったよ。

ありがとう、そんな姿を見せてくれて。

 

半ばで、先行く子達を見ながらどんどん顔を曇らせるピノ子を見て、あーそれ、私も分かるなぁ。言葉にするなら、惨めな感じとか、焦燥感とか。

切なくて苦しくて、だけど、最後まで走ったピノ子。

ありがとう、そんな姿を見せてくれて。

 

 

終わった頃には、運動会の意義なんてどうでも良くなってました。

どんな体験も、ピノ子の、私の、私達の瑞々しい経験やから。 

 

この1ヶ月、苦悩のピノ子と一緒に過ごせて、オカンは幸せやったよー!

 

肝っ玉オカン道は続く。