肝っ玉オカン道

私が私の肝っ玉オカンになって私を育てていく記録

心からの祝福を

こんにちは。

こないだの嵐の日、友人の結婚式でした。 

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大学時代の友人でね。私にとって、自分で居られる数少ない「親友」のひとりなのです。

 

お家を継ぐという立場で産まれ育った彼女は、責任感と自立心を強く持った人で。彼女ほどの努力家も、彼女ほどの目標を忘れない人も見たことがないと思えるほどの、いわゆる「大人」な人です。

 

でも無理してるなぁとか、鉄壁だなぁという、「近寄りがたきもの」の無い、他人の話をしっとり聴き、人に優しく在ろうとする。いつも内省してて、と言って思考でぐるぐるすることはほとんど見たことがない、あるレベルで思い切りをつけることのできるひと。

 

自分の置かれた環境や境遇を、無闇に嘆いたり反抗的な態度をとることもなく、きっと葛藤することはあるだろうけど、それでも最後には自分の人生を受け容れて前を向く、そんなひと。

 

お家や家族や関係の人々を一身に背負って、私には想像もつかない労苦や煩わしさがあるだろうけど、必ず自分で整理して解決して、私にぽろっと漏らしてくれる頃にはすでに終わった後って感じでした。

 

友達だけど、尊敬できるひと。私の人生に彼女との出会いがどれだけ貴重だったか。

 

そんな責任感の塊のような彼女が選んだ男性は、彼女とは真逆のような人。

軽やかでとらわれがなくて、子供のような無邪気さをいつも胸に持った人。とてもきちんとされてるんやけど、しがらみやこだわりをヒョイと飛び越えて行きそうな、そんなひとです。

 

そっかぁ、そんな人が良かったんやなぁって。しみじみ思いました。

彼女が背負うと決めたものを肩代わりしてくれる、漢気丸出しで彼女を上回る責任感の塊の人じゃなくて、むしろ彼女の心を軽やかにしてくれる人なんやね〜。

 

彼女は、自分のものを夫と共有することよりも、自分を日常から夢の世界に連れてってくれるような人を選んだ、そんな気がしてね。

彼女の背負ってるもののも大きさも、それを背負っていく彼女の決意の強さも再認識しました。

 

そして人柄のとりわけいい彼に、どうか彼女をよろしく頼むよ!と、心の中で思いました。(どの立場だよ!)

 

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お式の日は、素晴らしく(笑)荒天で。

巨大台風で風雨に晒されてましたが、私は張り切りまくって、一張羅の訪問着を。

しかも実家で着せてもらって会場に向かったので、こりゃ祝福の気持ちが無いと拷問やなぁとか思いながら、彼女の今までのこと、彼とのいろいろを想って電車の中で感無量で涙。

「本当に良かったなぁ〜」と、心からの祝福があふれ出て、もう式行かんでええくらいの幸せのおすそ分けしてもらった気分でしたわ。

 

んで、お式で妹さんが嗚咽漏らしてて、またもらい泣き。近くで見てきて育ってきていーっぱい思うことのある時やったやろう。

 

晴れ着を纏った、今までで1番キレイな彼女。

外の天気とは裏腹に、列席者がみんな穏やかな顔してて、心からのお祝いの気持ちを持ち寄った、いいお式だったなぁ〜。

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嵐のおかげで福岡まで帰れなくなり、大学時代の友人とホテルに宿泊しまして。

お互い、社会人となり、妻となり、母となっても、話せばなーんも変わらない居心地の良い空気感で。

 

学生時代に戻ったね〜というより、

学生じゃなくってもこの感じで居れる関係に、心底安心し、そんな出会いのできた自分の人生をやるやん!と思いましたよ。

 

日本中に散ってしまったのでなかなか会えずじまいでしたが、これからは年一回は会おうと約束し、翌朝帰路に。

 

子供達と離れて過ごす夜も初経験して、大丈夫だと確認できたのも良かった。

素晴らしき夜でしたわ。

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Mちゃんおめでとう!ますます、幸せになろうぞ!
(お互いに、やな、へへへ)

 

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肝っ玉オカン道は続く