肝っ玉オカン道

私が私の肝っ玉オカンになって私を育てていく記録

愚かな人間だから忘れちゃうかも知れないけど、今だけは強く思う

こんにちは。

 

kimottamamama.hatenablog.com

こちらに引き続き、骨折ネタです。

だって、今しか折れてないんやもんな。書いとこ。

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病院から帰ってまず家族会議になりました。

ママは足を怪我してしまったこと。しばらくは今までのようにはいかないこと。例えば幼稚園の送り迎えをどうするかをみんなで考えないといけないこと。などを家族で話し合いました。

 

そしたらピノ子が目に涙をいーーっぱい溜めて、

ピノちゃんが、ぜったいママを守ってみせるから」と、言ってくれました。

なんて優しくて強くて頼もしいんやろうか。若干5歳、小さい身体と大きな心にもたれかかって、嬉しくて切なくて泣けました。

朝起きたら、ピノ子からの手紙が机の上に。

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まま だいじょうぶ げんきになったらあそぼう まもってみせるからね 

 

そして宣言通り、ピノ子はしっかり者のお姉ちゃんとして、率先してお手伝いをして、弟の世話を焼いて、メキメキ私を守ってくれてます。

お弁当を残したり、幼稚園で泣いてたり、やっぱり思っている以上に心も身体も頑張ってくれてるピノ子。

つい「悪いなぁ」って思ってしまうけど、でも、今頑張ってるピノ子の気持ちを精一杯見守りたい。ありがとう、ピノちゃんのおかげでママめちゃくちゃ助かってるよ。と、できるだけ伝えてます。

 

そして2歳のコボちゃんも、協力してくれてて。

「ママ抱っこ〜」と抱っこをせがんできても、「ママね、あんよ怪我して痛いから抱っこできひんねん」と伝えたら、手を繋いで歩こうと言ってくれる。状況をしっかり分かってる。

ママだいじょうぶ?と、時折労ってくれる小さいジェントルマンです。(ま、足にガンガン乗ってくるけどな!)

 

夫はというと。

骨折った日の朝、つまらない夫婦喧嘩をして「行ってらっしゃい」もままならない感じで仕事に行ってたので、「足を怪我したから早く帰ってきて」と最初に伝えたとき、あまりにそっけない反応でした。

で、骨折してる事が分かり、「最初労ってくれへんかったん、忘れへんから!」と強気に出た可愛げのない私に、

 

「忘れなくてもいいから、これからはいっぱい甘えて頼ってね」と言ってくれました。実際、仕事を目一杯調整して、家事育児をしてくれてる。

 

なんか、私、シアワセ者やん。

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これ、ほんとにベタなんですけど。

足を折って、「普通に歩ける」ってなんて幸せなんだろうかって思いました。

痛くないっていいな。

歩けるっていいな。

走れるっていいな。

自転車乗れるっていいな。

 

普通に歩いて、普通に食べて、普通に出して、普通に寝て、普通に息して。

いつも普通にしてた事ができなくなって初めて、普通の日常のありがたみが分かるってね。

 

何かあるたびに、同じような事を思うけど、私は愚かな人間だから、また日常に戻ると忘れてしまう。

そして今回も今までと同じように、また忘れてしまうかも知れないけど。

だけど、今は精一杯思う。

 

普通に生活できる私の身体があって、家族が居るシアワセを。

そして困った時に助けてくれる人の居る喜びを。

 

まだまだ続きます。

 

肝っ玉オカン道は続く。