肝っ玉オカン道

私が私の肝っ玉オカンになって私を育てていく記録

希望と絶望のあいだ

こんにちは。

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桜が咲き始めてました。

 

毎日毎日、お別れの日々です。

慣れ親しんだ幼稚園、桜が咲きかけてきている通園路、座ったり荷物置きになったリクライニングチェア、夏も冬も大活躍したシーリングファン。万華鏡作り。歌のレッスン。最初で最期だったギターレッスン。タロット読みあったお友達。歯の治療。鍼灸院。毎朝「おはよう!」毎夕「また明日!」と声をかけ合った幼稚園のお友達。先生。それからそれから。。。毎日「これが最期」の連続です。

 

そして昨日は、私にとって福岡に来た「意味」のような出会いをした人たちと、ひとまずお別れの時間でした。

1人は猛烈な感謝とともに。1人は心からのエールとともに。

昨夜は2人とも夢に出て来るほどで、目が覚めて寂しさが濁流のようになだれてきて轟々泣いたわ。あぁ、寂しい。

きっとこれからも会えるだろうし、繋がってられるんだろうけど、それでもいつでも会える場所に居ないのは、ぐっと辛い。

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こんな出会いが出来たことって、4年前は恨みに恨んでいた「転勤」のおかげなんですよ。

産まれてこのかた関西にしか住んだことの無かった私は、きっと自らの意思で福岡に住むことを選ぶことは無かったと思う。

来なかったら会えなかった人ばっかりだったでしょう。食べられなかったものばっかりだったでしょう。見られなかった景色ばっかりだったでしょう。

もちろんいいことばかりでは無かったけど、だけどその環境が私を素晴らしく豊かに成長させてくれたことを知ってるんです。

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だからこそ次の場所に行く希望もある。だからこそ夫に着いて行くと決めてるし、だからこそ自分を含めた家族の不安も寂しさも全て見守っていく覚悟はある。

それはあるけどね、でもやっぱり寂しくて悲しくて辛くて虚しくて悔しくて苦しくてヤリキレナイ。

希望から絶望までぜーんぶある。

 

でも、こんなに心があちこち動く時間って人生の中でなかなか無いよねぇ。

 

必死に切り替えて前向く必要なんて無かったわ。クサクサ言うてる夫に嫉妬してるなんてもったいない。

こんなにも目まぐるしい私の気持ちを全部、隅々まで味わいたい。「今だからこそ」の宝物やんか。

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昨日会いに来てくれた大事なお友達、人生の大きな決断をしたようでした。

想像のつく未来に、自分の枠が外れる事はないけん。私は今まで選ばなかった選択をあえてする事で価値観を壊すって決めたっちゃ。嫌で嫌でしょうがないけど、変態やから〜、と。

こないだ会った、川澄さや香ちゃんも大きな決断をしたところだったなぁ。

昨日お別れしたもう1人の大事なお友達も、春から全く新しい日常が始まる。

 

そうやって、未知の未来を選択して決断して進んでるお友達を見ると、私の心にも温かい希望が宿る。絶望を許し希望を受け容れ、私も私なりに進もうと思える。人生で、そんな風に思える人との出会いってどれだけすることができるのだろうか?

 

今は、感傷に浸ってるモードかしら。さ、今日は晴れ!ベランダ掃除と、最後に海を見に行ってきます。

 

肝っ玉オカン道は続く。