声は外側に届けるもの
こんにちは。
日が経ってるけど、
この記事を書いた後、またあの摩訶不思議なレッスンを受けに、先生が東京へ出張される機に、私もお願いして個人レッスンを。そう、久しぶりにTOKYOへ行ってきたんですよ。
単身で、軽装で、ヒョイと新幹線に乗り、レッスン受けるためだけに東京日帰りで往復するって、とっても自由で、豊かな気分でした。
そんなことを自分にさせてあげれたこと、そしてそれをさせてもらえる夫や子供たち、環境が何より嬉しかったわけで。帰りの新幹線で、嬉しくて涙チョチョ切れましたよ。
この「動ける自由な感覚」を、最近少し思い出した気がします。子供達がしっかり育ってきたことと、夫の主体的な家事や子育てへの関わりというのが大きい要因ではあると思いますが、無理だとか、めんどくさいとか、するべきじゃないとか、こうするべきだとか。
別に、誰も何も私のことを制限なんかしてなかったのになぁ。自分を勝手に縛って、囚われている気になってることって多いんや。そんなことを、最近つとに思います。
「神様は何にも禁止なんかしてない」川本真琴はすごいわ。
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摩訶不思議な歌のレッスン。今回は1時間半のレッスンやったので、かなり歌いに歌いましたよ。そしてまたもや、お恥ずかしながらもビフォーアフターを貼り付けようと思います。
前回勇気を出して貼りつけたビフォーアフターに、お友達がメールやコメントをたくさんくれて、超絶嬉しかったわけです。ありがとうございます、ございます🙇♀️
〈ひまわりの約束〉ビフォー
〈ひまわりの約束〉アフター
●先生のアドバイス
響きのある伸びやかな歌声を滑らかにつなげていく歌なんですが、私の歌は歌詞の文節の終わりで、その声の伸びが途切れてしまう。
それは、次の文節の最初の言葉を「歌おう」としすぎているからで、その度に意識が自分に戻ってしまう。
聴いている方にもそれは伝わるから、聴き入った瞬間、現実に戻されるような感覚を繰り返してしまうんですよ、と。
●イメージワーク
目の前に人の腰があるとして、吸盤ボールが無数に張り付いている。それをただ見ながら歌う。目をそらさずに。
吸盤ボールってこんなん↑
そのワークをすると、声の伸びが良くなって、途切れが確かに減りました。
途中一度先生に指摘されて途切れてる時があるんですが、それは高音の前。
高い音来るなーという意識が、目の前の吸盤から目をそらせて、「高音を歌おう」と、自分に意識を戻してしまったんですよねぇ。声はウソつけないなぁ。
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そしてLet it go (英語の方)を挑戦しました。
〈Let it go 〉ビフォー
〈Let it go 〉アフター
●イメージワーク
小さい扇子のようなものを眉間の上で勢いよく開く。開いた瞬間捨てて、次の扇子を開く。をひたすら繰り返し。
実は、Let it go は数日前に課題曲にしようと急に思い立ってそこから聴きはじめたんです。
英語やし、なかなか歌詞とか言い回しが頭に入らず、やっぱり無理かな?でもクライマックスの張りまくる所が歌えるようになりたいな。的な感じで、恐る恐る歌ってみたのですが、やっぱり歌えてないのが気になって途中でやめようとしました。
先生に背中を押してもらって、結局歌い続けたのですが、これがとても良かったんです。新しい世界に頭を突っ込んだ気がしました。
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後から考えたら、間違ったらあかんとか歌詞が入ってないようなものはあかんって思ってたんですよ。レッスンやのにね。歌えないものを歌えるようにする機会でもあるのにね。それなのに、挑戦をしてませんでした。
自分ができると思ってることのギリギリちょっと先、ここは無理かな?って所に挑戦した時に、人って成長をするらしいですよ。
手相も伸びるんです。そういう挑戦した時、知能線が1日に0.01ミリ伸びるって言われてるとか。(別に長いのが良いとかいう話じゃないですけどね。)
このたびのLet it go はまさに、手相伸びたんちゃうかな?って経験になりました。
不思議なことに、イメージワーク中は歌詞を見る余裕もないんですけど、でも歌詞が出てくる。
多分、無意識の中にはちゃんと歌詞が入ってるんやろなぁ。正しく歌おうとする意識が、自然と出てくる歌詞を打ち消してるかも知れない。
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結局、毎回ぶち当たる「歌おうとしない」って何なんやろ?なんでイメージワークしてたら歌えて、いざ歌おうとしたら歌えなくなるんやろ?とずっと思ってるんです。
そこに先生のコメントが入って、ちょっとした気づきがあったので、今の段階で私が理解したことをメモしときます。咀嚼しきれるかな?
人間はそもそも、声を出す、話すというのは、他者に届けるためにあるんですよね。だから、内から外に向けた意識で発せられた時にこそ、声を出す身体の筋肉のメカニズムが正しく働いて、楽な声が出せる。
当たり前のような事ですが、これは意外と感覚として分かってなかったかも知れない。(今も腑に落とすまでの体感はないかも。)
私は歌うとき、歌詞や音程やリズムを「確かめながら」歌っていたんですよ。
そして「確かめてる」時に、矢印が外側から内側に向かうんやろうと思うんです。
それが歌う時に向けられた内側から外側への矢印とぶつかって抵抗が起きる。だから身体にチカラが入る。
いわゆる外側に声を届けるための、内側で起こる自然な筋肉のメカニズムが損なわれるのですよね。
※図に書くほど解りやすい図でもないけどね。(最近こんなアシンメトリーの髪型にしたよ〜❤️)
イメージワークをすることで、外側に届ける意識が自然と作られるんです。
そして、とにかく集中しないとできないんですよ。そしたら「確かめる」方にエネルギーなんて回してられない。
だから抵抗が起きず、歌声が自然なものになるんですよね。
これ、自意識過剰な私には日常に活かせる視点な気がしました。
人にどう見られているのか?と「確かめてる」時、矢印が外側から内側に向かっているのだろう。そんな時は身体にチカラが入ってる。だから素直に動けなくなる。(この時に、イメージワークを応用できるのだろうか?)
今のところはこれまで。長くなりましたが、いつか続くかと思います。(続くのか?)
肝っ玉オカン道は続く。