肝っ玉オカン道

私が私の肝っ玉オカンになって私を育てていく記録

④家庭を創りたかった

この続き。

kimottamamama.hatenablog.com

 

別に違う属性にこだわらず、話のできる子育て友達ができたら良くない?私の日常は子育てが占めてるわけで。ほんなら、趣味・考え事の子育て友ができたら面白いやん!

子育て方針とか、子育てを通してどうやって自分と向き合ってるの?とか、井戸端トークじゃ話さない、人生や心にまつわる子育て話を聞いてみたい。そんな場を作ってみるのも面白いかな!

せっかく転勤してきてある意味全国にママ友がいるんやから、興味のある人集ってオンラインでやってもいいし、まずは名古屋でリアルでもいいかも。

そんなことを考えてました。(考えてる時間めっちゃ楽しかった)

 

あと、町山智浩さんの映画解説を聴いた後に、その映画を観る会をしたい☆余談。

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それから数日して、明け方早くにふと目が覚めると、横で夫も目が覚めていて。ほんならちょっと話聞いてほしい!と、ここ最近思ってることを立て続けに話しまくりました。

 

ピノコを妊娠してからもう7年間も私ではなくママとして生きて、それがほとほと窮屈になってること、家や転勤に縛られてる感覚で身動きが取れないこと、最近は子供達と離れたいということしか考えていないこと、子供達の世話にほとほと疲れ果ててること、なのに日々孤独で苦しいこと、とてつもない閉塞感に苛まれてること、戦場の感覚で外出してること、すでに引っ越したいと思っていること。

来年から入る幼稚園が決めきらないこと。また1から幼稚園生活するということにうんざりしてること、保育園に入れたいけど自分がどんな仕事をするのか想像もつかないこと、そもそも入れる気がしていないこと、仕事を始めるならそれはそれで不安だということ。

大学生のお友達ができたこと、いきなり人生の話ができて最高にJOYだったこと、はじはたさんと鶴見さんのトークショーに行っていろんな人と話してお母さんじゃない私を少し取り戻したような気がしたこと、同じ属性じゃない人と関わって喜び溢れたこと、はじはたさんのようにお金じゃなくて人がリソースになるようや生き方に憧れること。そして薄っぺらい井戸端トークじゃなくて、人生や心のことを話せる人間関係が欲しいということ。とにかく孤独で閉塞感があるんやーーーー!!!

 

そんなことをゴジラが口から火を吐くように話して、

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夫はとても興味を持って聞いてくれました。そして、

「そんなに孤独感があったなんて知らなかったよ。新しい場所に来て幼稚園のお友達を作って楽しそうにしてると思ってた。そして休みの日に子供達を預かって、やっちゃんのフリータイムを作っているから、やっちゃんは満足だろうとしか思ってなかった。最近そういう話もできなかったもんね、気付かなくてごめんね」

 

それ聞いて「ええええー!!」と思いましたよ。何がって、私に。こんなに日々囚われてる思考なのに、全然伝えてなかったなんて!きっと、本音は言ってなかったんやろうなぁ。私がどれだけ大変な思いしているのかってアピールしかしてなかったのかもしれない。被害者満開で、夫も聴く耳閉じてたのかもなぁ。

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はじはたさんが、結婚したいと思う前に子供を産み育てたいと思ったからそうした、それだけやで。って言うててね。私はどうやったのかなぁ?と思ったんです。

 

私、「家庭」を創りたかったんですよ。(「家族」というのとはちょっと感覚が違う)いや、家庭創りに「挑戦したかった」という方が合ってるのかも?

私は私が育った家は安心できる場所じゃないように感じてたから、ほな独立して、人と一緒に、新たに家庭という最小単位の安心できる居場所を「欲しかった」のではなく「創り」たかった。そうやったよねぇと思い出しました。

それなら、夫が転勤族であった理由というのも何となく理解できます。どこに住んでても、外側の環境がどうあっても、家庭が安心できる場所なのだったら大丈夫。そういう家庭の創造の挑戦を今もいつもしてるのかも知れないなぁとすら思いましたよ。

だからこそ転勤による環境の変化に潰されて、家庭までも安心できる場所ではなくしてた。本末転倒でしたわ。家庭を私の基盤にしたかったんちゃうの?

 

履き心地のいい、足に合う靴を履かないと、外に出かけられないよね?そんな感じ。私は、靴が窮屈だから外に出かけられなーい!と喚いていたけど、それなら靴を見直そうよ。私は靴職人だったじゃないか!的な。(この例えイマイチか)

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夫に話をした途端。

話ができる会したい!とか、違う属性の友達ほしい!とか、仕事したい!とか。そういうことがプスンと抜けた感じがありました。あと、今の家が何となく気に入らなくて引っ越ししたいと物件情報ばかり見てたけど、それもまずはここが安心できる場所になってからでいいのかもと思えました。

 

隣に共に働く一級の靴職人が居たのに、外にもっともっと良質な靴職人がいるのではないか?でも今の靴が合わないから出かけられなーい!的な喚きだったのか。(靴例え、まだする)

 

なーんや、夫に聴いてほしかったんやんか。。。

それが分かったら、あれだけ離れたいと思ってた子供達だけど、「私、もうちょっと子供達のこと、見てよう。」そんな風に思いました。

そしたら来年から行きたい幼稚園も明確になったし、仕事するならするでいいよね、その時また考えたらいいし、焦らなくていいよねって思えた。

 

走るピノ子の横顔に流れる髪の毛を見て嬉しくなって、モチモチの肌のコボちゃんを抱いて優しくなって、3人で金木犀の香りを嗅いで秋を感じ、トイレに成功したコボちゃんの成長をみんなで喜び合う。

新米の美味しさに歓喜し、振り返ったら部屋がご飯粒だらけでうんざりして、広がったプラレールを踏んづけて悶絶して、マシンガンぶら下げながらの買い物を綱渡りでこなし、お弁当作ってる途中にもらしたう◯ちの片付けをしないといけなくて、1人の時間が欲しーと天に叫ぶ。

 

そんな時間も、まぁええやん。と思えたんですよね。

 

そんなわけで。私の子育てしながらの日常はまだ続くけど、イライラしながら、時折幸福に満ちながら、その都度その都度、深呼吸して心地よく居れるように選択しながら恐る恐るでいいから進みたい。

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ダー!!!

 

つづく。